この記事では、SUZURIで展開している Poly Animal|Icon ポメラニアン について、
ローポリ表現で生成を進める中で確認できた傾向や、
毛量の多い犬種をシリーズ内に収める際に発生した問題点を、制作ログとして記録しています。

今回扱う作品の概要
- 犬種:ポメラニアン
- シリーズ名:Poly Animal|Icon
- 表現方法:ローポリ表現(アイコン用途)
- ポーズ:正面座り
- 展開:SUZURIにて販売中
Poly Animal|Iconシリーズでは、
犬種ごとの差を極端に誇張せず、
同一フォーマットの中で識別できることを前提としています。
ポメラニアン生成時に顕著だった傾向
ポメラニアンを指定して生成した場合、
他犬種と比べて、以下の傾向が特に強く見られました。
- 毛量を極端に増やしてしまう
- 輪郭が膨らみ、体の構造が見えにくくなる
- 面構成よりも毛の質感表現が優先される(□より△)
これは、
ポメラニアンという犬種名に対して、
AIが「毛の多さ」を最優先要素として解釈しているためだと考えられます。
毛量が増えすぎた際に起きた問題
・完成図
・AIの解釈で毛量が増えたポメ

生成結果を比較していくと、
毛量が増えすぎた個体には共通した問題がありました。
- シルエットが丸くなりすぎ、ローポリ感が弱まる
- 面が細分化され、ポリゴン構造として読みにくくなる
- 他犬種と並べた際に情報量が突出する
特に、
毛の量感を形状で表現しようとした結果、
ローポリというより「装飾的なイラスト」に近づく傾向が顕著でした。
ポリゴン状にならない問題について
毛の表現が強く出た生成結果では、
- 面の境界が曖昧になる
- 角が丸められたような形になる
- 面数が多く見える

といった現象が確認できました。
これは、
毛の質感を出そうとする処理が、
ポリゴン表現と相反する方向に働いているためと判断しています。
Poly Animal|Iconシリーズでは、
質感よりも「面の分かれ方」が視認できることを優先しているため、
これらの結果は採用対象から外しました。
アウトラインが強く出る問題
もう一つ顕著だったのが、
AIがアウトライン(外側の線)を濃く置こうとする挙動です。
特にポメラニアンでは、
- 毛の外周に太い輪郭線が発生しやすい
- 線が強調され、フラットな面構成から浮いて見える
といったケースが多く確認できました。
このアウトラインは、
生成段階で完全に抑えることが難しく、
最終的には手作業で線を馴染ませる対応が必要になりました。

生成後の調整について
最終的に採用した形状では、
以下の点を中心に調整を行っています。
- 毛量を増やしすぎている部分を整理
- 面構成が読める状態まで情報量を削減
- 濃く出たアウトラインを周囲の色に馴染ませる
これにより、
- シルエットはポメラニアンとして識別できる
- しかし毛の主張が過剰にならない
- 他犬種と並べた際にも浮かない
という状態に収まりました。
シリーズ全体との比較
調整後のポメラニアンを、
既存のPoly Animal|Iconシリーズと並べて確認したところ、
- 正面アイコンとしての収まり
- 情報量のバランス
- 面構成の視認性
はいずれも、
シリーズ内で大きな乖離がないことを確認しています。
毛量の多い犬種であっても、
質感ではなくシルエットと面構成で差を出す方が、
シリーズ展開では扱いやすいという結果になりました。
まとめ
- ポメラニアン指定では毛量が増えやすい
- 毛の表現が強いとローポリ感が弱くなる
- ポリゴン構造が読みにくくなるケースが多かった
- アウトラインが強く出やすく、手作業調整が必要だった
- 情報量を抑えた形がシリーズ内では安定した
この制作ログは、
今後ほかの毛量が多い犬種を追加する際の
基準記録として残しています。
販売リンク
▶ SUZURI|Poly Animal|Icon(販売ページ)

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