このページでは、
『ジョジョの奇妙な冒険』より 「徐倫 GUCCIで飛ぶ」原画をモチーフに制作した刺繍作品 を紹介します。
偶然見つけたミニサイズの刺繍枠を活かした刺繍を作りたいと考えました。
通常の平面刺繍とは異なり、
最初から「飾ること」を前提にした刺繍として制作しています。
小さな木枠に収めるための下書き方法や、細かい刺繍ならではの工夫、反省点まで含めてまとめました。
・完成後、余分な布は処理してない写真

■ 1. このモチーフを刺繍に選んだ理由
今回のモチーフとして選んだのは、
ジョジョの奇妙な冒険の中でも特に好きなキャラクターで
おしゃれなデザインである「徐倫 GUCCIで飛ぶ」の原画です。
この原画は、
- 人物・馬・背景が一体となった構図
- 線が多く、情報量が非常に多い
- 刺繍にすると難易度が高いことが一目で分かる
という特徴があり、
完成後はミニ刺繍枠に収める予定だったため、
「限られた円形の中で、どこまで情報を整理できるか」
という点も、この作品のテーマになっています。
■ 2. 使用した材料
- 刺繍の基本材料(刺繍糸・針・布)
- 水で消えるペン
- ミニ刺繍枠(飾り用)
- 接着剤(裏面固定用)
特別な材料は使わず、
基本的な刺繍道具+飾るための刺繍枠のみで制作しています。
■ 3. 作成の流れ(工程整理)
① 目標となる画像の選定
まず、さまざまな原画を眺めながら好きなイラストを探しました。
大きな画像をそのまま縮小すると潰れてしまうため、
刺繍向きに情報量を整理することが重要でした。
細かいイラストが多いなかでも、目標物がはっきりしていて
大きな物体+細かい模様が入っているこのイラストを選定しました。

② 下書き
布に直接、水で消えるペンを使って下書きをします。
このとき、線を濃く・太く描きすぎないことがポイントです。
下書きが主張しすぎると、後から刺繍がしにくくなります。
私は、
-
スマホの画面の明るさを最大にする
-
布の下から光を当てる
-
一度点を打ち、点をつなぐ形で下書き
という方法を使いました。
③ アウトラインを縫う
最初に、黒い刺繍糸でアウトラインを縫います。
これは、これまでの記事でも紹介している方法で、
全体の形を先に固定するためです。
↓紹介している記事
④ 色ごとに刺繍
アウトラインができたら、
一色ずつ、空白を埋めるように刺していきます。
⑤ 背景を埋める
人物や馬を刺し終えたあと、
最後に背景部分をまとめて刺しました。
⑥ 裏面処理
刺繍が終わったら、裏面に接着剤を塗り、糸を固定します。
⑦ 刺繍枠をはめる
ミニ刺繍枠に布をセットし、余分な布を処理します。
⑧ 完成
■ 4. 苦労した点・工夫した点
● レイアウト決めに時間がかかった
原画が大きく情報量が多いので、
木枠のサイズに収めるためのレイアウト調整に時間がかかりました。
ここで失敗すると、完成後に取り返しがつかないので、
最も慎重に進めた工程です。
● 極端に細かい刺繍表現
これまでで一番細かい刺繍になり、
一本どりの刺繍糸でも太く感じる場面 が多くありました。
特に、
-
髪の毛(黒と黄色の割合、三つ編みの表現)
-
顔まわり(目や口はキャラを区別するうえでとても大事)
では、
糸を重ねるように縫い、線を細く見せる工夫をしています。
● 色数が足りない部分の調整
手持ちの色で賄えない箇所は、
原画から少し色合いを変更して対応しました。
● 黒糸の選択ミス
最初、黒い部分に一般的な裁縫糸を使いましたが、
やや浮いて見えたため、
やはり刺繍糸を使うべき だと感じました。
↓裁縫用の糸を使用した部分(服)
光沢があり糸の主張が強く感じる。

■ 5. 良かった点・仕上がりについて
- 馬の色を変更した部分は、結果的に満足のいく仕上がり
- 小花を散らす表現は、原画通りでなくても刺繍として成立
- ミニ刺繍枠にぴったり収まり、完成後の見た目が非常に良い
完成した状態を見て、
飾り用作品としてかなり気に入っている一品 になりました。
■ 6. まとめ
- 原画モチーフをミニ刺繍枠サイズに落とし込んだ作品
- 下書きは「点をつなぐ」方法が有効
- 極細表現には糸の重ね方が重要
- 色替えは刺繍に合わせて調整してOK
- 飾る前提の刺繍として満足度が高い仕上がり
同じシリーズでもう一品制作しているため、
今後あわせて紹介する予定です。

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