この記事では、
SUZURIで展開している Poly Animal|Icon(ラブラドールレトリバー)について、ローポリ犬シリーズの中でどのように形が定まっていったかを、
制作ログとして記録しています。
特に今回は、
シリーズ原型との関係性、生成をしていく過程でのAIの解釈の影響、
最終的な色味調整に至るまでの過程を中心に整理しています。
小型犬を中心に制作していたなかで
ラブラドールレトリバーという大型犬を作ってみた記録です。

今回扱う作品の概要
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犬種:ラブラドールレトリバー
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シリーズ名:Poly Animal|Icon
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表現方法:ローポリ表現(アイコン用途)
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ポーズ:正面座り
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展開:SUZURIにて販売中
ラブラドールレトリバーは、
シリーズ全体の中でも「基準に近い体型」を持つ犬種として扱っています。
ローポリ犬シリーズの原型について
Poly Animal|Iconシリーズでは、
最初に ゴールデンレトリバー(旧デザイン) を原型として設定しました。

この原型では、
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頭部と胴体の比率
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正面座りの安定した構図
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面構成が過剰にならない情報量
を基準とし、
他犬種はこの構造をベースに差分を作る形で展開しています。
(ランダム生成で理想に近い形を採用したため、左足は消えてしまっている)
ラブラドールレトリバーは、
体格やシルエットの方向性がこの原型に近いため、
比較検証がしやすい犬種でもありました。
初回生成で発生した解釈のズレ
ラブラドールレトリバーの初回生成では、
想定とは異なる結果が出ました。
具体的には、
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体の一部に模様が入り、
柴犬に近い配色解釈になっている -
毛色が単色としてまとまらず、
パターン表現が混在している
という状態です。

この生成の直前に柴犬を生成していたため、
AI側の解釈にその影響が残っていた可能性が高いと判断しました。
生成順が結果に与える影響について
複数回生成を行う中で、
以下の傾向が確認できました。
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直前に生成した犬種の特徴が、
次の生成に影響するケースがある -
特に毛色や模様は、
直前の文脈を引きずりやすい
ラブラドールレトリバーは本来、
比較的シンプルな毛色構成を持つ犬種ですが、
文脈の影響によって、
不要な模様が付与されやすい状態になっていました。
この段階の生成結果は、
シリーズ基準から外れるため採用していません。
生成を重ねる中での変化
条件を調整しながら生成を重ねることで、
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毛色が単色に近づく
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模様の解釈が弱まる
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シルエットが原型に近づく
といった変化が徐々に見られるようになりました。
特に、
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胴体のボリューム
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首から頭部へのつながり
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正面座り時の安定感
は、
ゴールデンレトリバー原型との比較で確認しやすく、
ラブラドール向きの形が見え始めた段階と判断しています。
色味に関する最終調整
形状がある程度安定した後も、
色味については調整が必要でした。
生成結果では、
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色がやや淡く、
輪郭がぼやけて見える -
面構成があるにも関わらず、
全体が一体化して見える
という問題が残っていました。
そこで最終的に、
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色味のコントラストを整理
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面ごとの差が視認しやすくなるよう調整
を行い、
アイコンとして識別しやすい状態に整えています。
・採用した画像(手直し前)

・色味、模様を手直し後
シリーズ内での位置づけ
完成したラブラドールレトリバーを
他のPoly Animal|Iconシリーズと並べて確認したところ、
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情報量が過剰になっていない
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原型との整合性が取れている
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他犬種の差分基準としても扱いやすい
という点で、
シリーズ内の基準点として機能する形に収まりました。
ラブラドールレトリバーは、
「差分を強く出す犬種」ではなく、
シリーズ全体のバランスを確認する役割も担っています。
まとめ
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シリーズ原型はゴールデンレトリバー(旧デザイン)
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初回生成では柴犬寄りの模様解釈が発生した
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生成順による文脈影響が確認できた
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生成を重ねることでラブラドール向きの形に収束した
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最終的に色味を調整し、視認性を高めた
この制作ログは、
今後ほかの犬種を追加する際に、
「原型との距離感」や「生成順の影響」を確認するための
基準記録として残しています。
販売リンク
▶ SUZURI|Poly Animal|Icon(販売ページ)

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