この記事では、SUZURIで展開している Poly Animal|Icon パグ について、
ローポリ表現で生成を行う中で確認できた形状の変化や、
これまで固定していた座りポーズを一部変更した際に起きた挙動を、制作ログとして記録しています。
パグはどうしても特有の座り方をさせたかった犬種です。
シリーズから少しはみ出して目を引く存在として、
アクセントになったらいいなと思い作成しました。

今回扱う作品の概要
- 犬種:パグ
- シリーズ名:Poly Animal|Icon
- 表現方法:ローポリ表現(アイコン用途)
- ポーズ:正面座り(後脚を崩した形)
- 展開:SUZURIにて販売中
Poly Animal|Iconシリーズでは、
基本的に「正面座り」の姿勢を共通フォーマットとして使用しています。
これまでのシリーズにおける座り姿勢の前提
シリーズ初期では、
すべての犬種で以下の条件を固定していました。
- 前脚を揃えた正面座り
- 後脚も左右対称に配置
- シルエットが崩れにくい安定構造
この形式は、
アイコンとして並べた際の統一感が高く、
生成結果も比較的安定していました。
しかし、パグについては、
この「完全に整った座り方」が
犬種特有の体つきとやや噛み合わないケースが見られました。
パグ特有の座り方を反映しようとした理由
パグを生成する中で、
以下のような傾向が確認できました。
- 後脚を揃えた座り方では、
胴体が細く見えやすい - 頭部と体のボリューム差が弱まる
- 他の短頭種との差が出にくい
そこで、
パグ特有の座り方として見られる
「後脚を少し崩した姿勢」を反映できないか検証を行いました。
後脚を崩した際に起きた生成上の問題
後脚を崩す指定を行ったところ、
生成結果には以下のような問題が頻発しました。
- 足の位置が左右で不自然にズレる
- 関節の向きが曖昧になり、形が読みにくくなる
- 立ち姿や中腰のような形に変化する
- 正面座りとして成立しない構図になる
特に、
「座っているが、足を崩している」という状態を
生成AIが一度で正確に解釈するケースは少なく、
姿勢が破綻する割合が高い結果となりました。
・「後ろ脚だけ崩す」と指示をだしても
強調された仕上がりになってしまった。

試行錯誤の中で見えてきた傾向
複数回生成を行い、
結果を比較する中で、以下の傾向が確認できました。
- 後脚の崩し方を強く指定しすぎると、
全体の姿勢が不安定になる - 前脚と後脚の関係性が曖昧だと、
座りポーズとして認識されにくい - 胴体の角度が変わると、
アイコンとしての正面性が失われやすい
これらを踏まえ、
「後脚を崩す」要素は最小限に抑え、
正面構図と安定感を優先する方向へ調整しました。
採用した形状について
最終的に採用した形状では、
- 正面座りの構図は維持
- 後脚のみ、左右非対称に軽く崩す
- 胴体の中心軸はずらさない
という条件を満たしています。
これにより、
- パグ特有の体の収まり
- 座ったときの重心の低さ
- シリーズ内での視認性
を同時に確保できる形になりました。
シリーズ全体との整合性
完成形を、
他のPoly Animal|Iconシリーズと並べて確認したところ、
- アイコンとしてのサイズ感
- 面構成の情報量
- 正面配置時の安定感
は大きく崩れていないことを確認しました。
座り方の差分はありますが、
シルエット全体ではシリーズとしての統一を維持しています。
まとめ
- パグでは従来の座り姿勢が合わないケースがあった
- 後脚を崩す指定は生成結果が不安定になりやすい
- 強い指定は姿勢破綻につながりやすかった
- 試行を重ねることで、最適な崩し量に収まった
- シリーズ内で並べても違和感のない形を採用した
この制作ログは、
今後ほかの犬種で姿勢差分を検討する際の
基準記録として残しています。
販売リンク
▶ SUZURI|Poly Animal|Icon(販売ページ)

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